こんにちは、釣り好きの5KTです!今日は、ロックショアフィッシングにおけるウェットスタイルについてお話ししたいと思います。特に、これから始める方や、ウェットスタイルに興味がある方に向けて、安全対策や必要な装備について詳しく解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
ロックショアフィッシングにおけるウェットスタイルとは、ウェットスーツを着用して行うヒラスズキ釣りやショアジギング、エギング、グルーパーゲームなどのことを指します。体温の低下を防ぐことができ、転倒時などでも肌の露出が少なくなるので切り傷も防止できます。つまり、寒い時期の波飛沫や落水した時などに冷たい海水や尖った岩や貝などから体を守りつつ、快適に釣りを楽しむことができます。また、水温がある程度上がって少し離れた瀬に泳いで渡るなんてことをしちゃえば、今まで未開拓だったポイントにエントリーできてしまいます。
そんなとても楽しそうなウェットスタイルの釣りですが守ってほしいことがたくさんあります。では、まずは安全対策から見ていきましょう!
安全対策
ロックショアフィッシングは、岩場や海岸線で行う釣りのスタイルで、非常に魅力的ですが、同時に危険も伴います。安全対策の重要性を理解することは、楽しい釣り体験を確保するために不可欠です。以下にその理由を説明します。楽しいはずのレジャーが事故や怪我で台無しにならないように周到な準備が重要です。
”必須”装備
ロックショアフィッシングのウェットスタイルを行う際には、いくつかの装備が必要です。以下に、特に重要なアイテムを挙げてみます。
ライフジャケット
まずはライフジャケットです。磯場やゴロタ浜での釣りは、波や潮の流れが強い場所で釣りをすることが多く、転倒や滑落の危険があります。ライフジャケットを着用することで、万が一水に落ちた場合でも浮力を得られ、溺れるリスクを大幅に減少させることができます。
最近では、各メーカーから工夫をこらしたライフジャケットがラインナップされています。軽量で動きやすいタイプも多く出ているので、用途や機能性など自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。

このライフジャケット↑は私が大好きなAWAKE JAPANさんのROBEATというライフジャケットで、今まで使った中でダントツ一番オススメです。
ウェットスーツ
次にウェットスーツです。ウェットスーツは、体温を保つだけでなく、怪我からも守ってくれます。特に、岩場での釣りでは、転倒や擦り傷のリスクが高いので、しっかりとしたものを選びましょう。特に釣具メーカーのウェットスーツはキャストに影響が出ないようなデザインで設計されています。
シューズ
シューズも重要です。滑りにくいソールを持つシューズを選ぶことで、岩場での安定性が増します。特に、フィッシング専用のシューズは、耐久性やグリップ力が高いのでおすすめです。靴底の種類には主にスパイクシューズ、フェルトシューズ、フェルトスパイクシューズの3種類があり、自分がエントリーするポイントに合った靴底を選ぶことが重要です。
グローブ
グローブは、手を保護するために必須です。磯場は危険がいっぱいです。魚のヒレや歯、岩や貝殻、フックやラインなどからの手の怪我を防ぐため、しっかりとしたグローブを用意しましょう。夏場は薄手のものを、冬場はウェットスーツ素材のグローブがオススメです。
ヘルメットか帽子
ヘルメットや帽子も忘れずに。特に、日差しが強い日には、帽子をかぶることで熱中症を防ぐことができます。また、ヘルメットは、万が一の海への落下の際に岩礁から頭を守るために重要です。また、頭部をルアーのフックから保護するという意味でもヘッドギアの使用をオススメします。ゴロタ浜で歩いている時に踏んだ石が急に動いて頭から転倒したことがあり、その時はヘルメットを被っていたため無傷で済みましたが、なければ頭から流血していたかもしれません。
サングラス
最後にサングラスです。水面の反射を防ぎ、目を保護するために必要です。偏光レンズのサングラスを選ぶと、よりクリアに水中を見ることができ、釣りに役立ちます。偏光レンズで有名なタレックス製のレンズを使用したZEQUEやティムコ、リーズナブルで高品質なLSDデザインのサングラスが個人的にはオススメです。
ポイントの下調べ
釣りに行く前には、ポイントの下調べをすることが大切です。以下のポイントをチェックしておきましょう。
潮位
ロックショアフィッシングにおける潮位と安全性は密接に関係しています。潮位が高いと波が高くなり、危険度が増すため、特に満潮時は注意が必要です。一方、干潮時は波が穏やかでアクセスしやすく、比較的安全です。潮通しの良い場所では潮の動きが急変することがあるため、釣りのタイミングに影響を与えます。また、波の状態も考慮し、高波の際は釣り場へのアクセスが難しくなります。安全な釣り場を選ぶ際は、エントリーのしやすさや荒れ具合を判断することが重要です。特に、岩場や障害物が多い場所では転倒のリスクが高まるため、適切な装備や事前の情報確認が求められます。
まとめると、潮位や天候を確認し、安全な時間帯に釣行することで、リスクを最小限に抑えつつ釣りを楽しむことができます。

天候
ロックショアフィッシングでは、天候が安全性と釣果に大きく影響します。強風や高波は危険で、特に波が高いと転倒や流されるリスクが増します。風速は5m/sから6m/s以下が安全とされており、それ以上になると釣りは困難になります。とはいえ、ヒラスズキ釣りでは10m/s前後の強風時にエントリーすることもあるので、強風時は風裏のポイントを選ぶなどの工夫も必要です。また、雨が降ると視界が悪化し、岩場が滑りやすくなるため注意が必要です。
雷雨や嵐が予想される場合は、釣りを中止するのが賢明です。急な天候悪化で、もしも釣行中に雷鳴が聞こえたらすぐに釣りを中止し、車内や岩陰に避難してください。寒冷時には低体温症に注意し、適切な服装を心掛けることも重要です。

地形
初めてエントリーするポイントは事前に航空写真などで地形を確認しておくことでエントリーのルートや立てる場所をイメージしておきます。現地に到着してからもその日の潮位や風、波高で安全に釣りができる場所が変わってくるので注意深く観察しましょう。
また、大潮の干潮時にエントリーして水中の地形を把握しておくこともオススメです。魚がつきそうなポイントや根掛かりしやすい場所を把握すれば釣果があがり、水中の危険な場所もわかるので万が一落水したときに危険を回避できる可能性が上がるからです。キャストをする前にはその場所でもし落水したときに再上陸できる場所の目星をつけておけば落ち着いて対処できます。
複数人での釣行
最後に、複数人での釣行をおすすめします。仲間と一緒に行くことで、安全面でも心強く、楽しい思い出を作ることができます。特に、初めての場所では、誰かと一緒に行くことが安心です。また、上級者からコツを教えてもらえれば上達スピードも早くなるでしょう。基本、一人でエントリーしてたくさんの苦労と失敗をしてきた私が言うのだから間違いありません。
失敗談
さて、ここで私の失敗談を少しお話しします。釣りは楽しいですが、時には思わぬトラブルが起こることもあります。
装備不足
私は独学でロックショアフィッシングを始めました。エギングやアジングはすでにしていましたが、いきなりヒラスズキ狙いの難易度の高い釣りをです。教えを仰ぐ先輩もおらず、初めての時はMHのラテオを握りしめ長靴とライフジャケット、上下レインウェアでエントリーしていました。結果は言うまでもなく、長靴の中に海水が入って重いし歩きにくい、当たり前に転倒する、などなどとても怖い思いをしました。堤防の釣りから流用できるものもあるのですが、最終的には自分の釣りスタイルにあった装備をすべて揃えることを強くオススメします。
怪我
釣行では転倒や岩に足をぶつけて負傷してしまうこともよくあります。同行者の手にフックが貫通してしまったこともあります。ウェットスーツを着ていたり、ヘルメットやグローブを装備していれば傷が最低限で済む可能性が高かったと思います。また、絆創膏などの応急処置のグッズを用意していればと後悔したこともあります。安全対策と事前準備は、釣りを楽しむために欠かせない要素です。
最後に
ロックショアフィッシングでのウェットスタイルは、快適で安全に釣りを楽しむための素晴らしい方法です。しっかりとした装備と事前の準備を行い、楽しい釣りの時間を過ごしましょう。次回の釣行が待ち遠しいですね!それでは、またお会いしましょう!
コメント